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肝臓内科|ますだ内科・消化器内科クリニック

肝臓内科

肝臓内科

肝臓内科

  • 大学病院、井上病院、虹が丘病院などで「肝臓専門外来」を担当していた「肝臓専門医」の院長が担当します。
  • 大学病院でも導入されている高スペックの腹部エコー使用(日立アロカ:アリエッタ65)
    ※肝臓の硬さも解ります(肝硬変の心配あればご相談ください)
  • 健診などで肝機能障害指摘されたとき
  • 家族に肝疾患がいて心配
  • B型肝炎、C型肝炎などのウィルス性肝炎診療
  • 脂肪肝、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)
  • アルコール性肝疾患
  • 肝がん、肝血管腫などの肝腫瘍
  • 自己免疫性肝炎、原発性胆汁性胆管炎など
  • B型肝炎訴訟用の検査

肝臓診療

  • B型肝炎
  • C型肝炎
  • 脂肪肝(脂肪性肝障害:NAFLD/NASH)
  • アルコール性肝障害
  • 肝硬変など

肝臓は初期の段階で症状はありません。ただし進行し肝臓が硬くなってしまうと身体に水がたまったり、血管のコブ(静脈瘤)ができたり、果ては肝がんができたりと非常に大変になります。よって、初期の段階で発見することがとても大事です。
当院では、肝炎から肝硬変、肝がんの治療まで経験のある肝臓専門医が診療を行っております。B型肝炎やC型肝炎は治療費の助成が受けられますので、お気軽にご相談ください。

次の症状がある方はご相談ください

アルコール性肝障害はもちろん急性肝炎やその他肝疾患全般の診療を行っております。肝臓は肝機能の異常があってもなかなか症状が出ない(無症状)ことが多い臓器です。

B型慢性肝炎

B型慢性肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)の感染が持続することによって起こる病気です。HBVは血液感染および性交渉などにより感染しますが、持続感染者のほとんどは生後早期に感染したケースです。
一般に肝炎の症状としては食欲低下や悪心(おしん)などの消化器症状、倦怠感(けんたいかん)、黄疸(おうだん)が主なものですが、急性肝炎と異なり、慢性肝炎では徐々に肝臓が破壊されていくため自覚症状が出ないことがほとんどです。ただし、持続感染者のなかでも肝炎が急速に進行(急性増悪(ぞうあく)、劇症化(げきしょうか))することがあり、このような場合には自覚症状が出現しますので注意が必要です。また、進行した肝硬変になると腹水が貯留して腹部膨満感が出現したり、黄疸が認められることがあります。また、アンモニアが高値になると肝性脳症(かんせいのうしょう)が出現します。

C型慢性肝炎

C型肝炎ウイルス(HCV)に感染し、肝機能の異常が持続的に続く病気です。通常、6カ月以上にわたって肝炎が続く場合を慢性肝炎といいます。ウイルスに感染後、急性肝炎を発症しても、ほとんど症状は現れません。しかし、無治療だと約7割でウイルスは排除されず持続感染に移行します。この状態になると自然治癒するのは極めてまれで、大部分の人が慢性肝炎になります。
C型慢性肝炎の場合、自覚症状がほとんどないのが特徴です。C型肝炎ウイルスに感染すると急性肝炎が起こり、時に全身倦怠(けんたい)感に引き続き食欲不振、悪心(おしん)、嘔吐(おうと)などの症状が出現することがありますが、症状が出ることは少なく、そのまま慢性化する人がほとんどです。
しかし、進行し肝硬変になると手掌紅斑(しゅしょうこうはん)、クモ状血管腫、女性化乳房などが認められることがあり、非代償期(ひだいしょうき)(肝硬変)には、浮腫(ふしゅ)、腹水(ふくすい)、黄疸(おうだん)、食道・胃静脈瘤(じょうみゃくりゅう)、肝性脳症(かんせいのうしょう)(意識障害)などの合併症が現れることがあります。

自己免疫性肝炎

病気の発症や進行に自己免疫、つまり患者様自身の免疫反応が深く関与して発症する慢性的な肝炎です。自己免疫性肝炎の発病は一般的には緩やかであり、症状も軽微なことが多いとされていますが、治療を行わないと肝硬変に進行することがあります。幸いなことに、多くの患者様でステロイド薬によりその進行を止めることが可能な場合が多いので、病気の早期診断・早期治療が大切です。
また、自己免疫性肝炎の患者様は、ステロイド薬を急に中止すると肝炎が再発してしまうことがあるので注意が必要です。

原発性胆汁性胆管炎

原発性胆汁性肝硬変(PBC)は、中年の女性に発生することが多い特徴的な病気です。肝臓には肝細胞でつくられた胆汁が排泄される管、すなわち胆管系があります。これは、肝小葉内の隣接する肝細胞により形成される毛細胆管(もうさいたんかん)に始まり、細胆管(さいたんかん)をへて門脈域にある小葉間胆管(しょうようかんたんかん)に続いています。
さらに、これが集合して太い隔壁胆管(かくへきたんかん)になって肝管(かんかん)に連続しています。肝門部で左右の肝管が合流して総肝管(そうかんかん)となり、肝外胆管に移行して総胆管へとつながっていきます。肝臓のなかの小葉間胆管から隔壁胆管にかけての部位が、自己免疫の機序(メカニズム)によって徐々に破壊されるために胆汁の流れが悪くなり、その結果「慢性肝内胆汁(まんせいかんないたんじゅう)うっ滞(たい)(慢性非化膿性破壊性胆管炎)」が起こり、最終的には肝硬変へと進行する病気です。

アルコール性肝障害

アルコールの過剰摂取で最初に生じるのはアルコール性脂肪肝です。それでもなお大量飲酒を続けると、約2割の人にアルコール性肝障害が起こります。アルコール性肝障害のなかには、肝性脳症(かんせいのうしょう)、肺炎、急性腎不全(きゅうせいじんふぜん)、消化管出血などの合併症やエンドトキシン血症などを伴い、1カ月以内に死亡する重症型アルコール性肝炎と呼ばれる病態があります。幸い重症化しない場合でも、長期に大量飲酒を続けるとアルコール性肝線維症(かんせんいしょう)をへて、アルコール性肝硬変(かんこうへん)になることがあります。飲酒の機会は男性に多いのですが、同じ量の長期大量飲酒だと女性のほうに早く肝障害が現れることがわかっていますので、注意が必要です。また、ウイルス性肝炎を合併している場合にはすみやかに肝硬変に進行し、肝細胞がんを合併しやすいので注意が必要です。

薬剤系肝障害

副作用を生じる人は特定の薬物に対する感受性が高いのですが、最初に使用する前に副作用が生じることを予測をすることは困難です。これに対し、中毒性肝障害では薬物そのものがそもそも肝臓毒であり一定の量より多ければ必ず肝障害を来すものです。軽症の場合は自覚症状がないですが、重症化すると全身の倦怠感(けんたいかん)や吐き気、嘔吐、黄疸(おうだん)などを来し、肝不全(かんふぜん)から死亡に至ることもしばしばです。

急性肝炎

急性肝炎とは、主に肝炎ウイルスの感染が原因でおきる急性の肝機能障害を呈する病気です。症状としては、黄疸、食欲不振、嘔気嘔吐、全身倦怠感、発熱などがあります。急性肝炎は一般的には経過が良好な疾患ですが、一度劇症化すると高率に死に至る可能性が高くなり、肝臓移植治療が必要となることがあります。

検査と治療

検査

血液検査にて、肝臓病の原因を調べたり、肝臓病の程度(重症度)を評価します。
また、腹部エコー検査にて、肝臓の形態、肝硬変や肝腫瘍の有無などを知らべます。以上のような検査を行ったうえで、原因や程度を評価し、CT検査やMRI検査などの精密検査が必要かどうかも判断します。

治療

血液検査や腹部エコー検査を行い原因を特定し、最適な治療法を決定します。専門医療機関との連携や生活習慣の改善が必要になります。