内視鏡内科
内視鏡内科

胃カメラ・大腸カメラは、もっと楽に。そして、検査だけで終わらない診療へ。
苦痛の軽減に配慮した内視鏡検査と、AIなどの技術を活用した病変の発見・診断。検査結果を、その後の治療や健康管理につなげます。
このようなお悩みはありませんか?
当院では、胃カメラ・大腸カメラを診療の中心の一つとして、多くの患者様に内視鏡検査を行っています。
内視鏡検査で大切なのは、病気を見つけることだけではありません。
できる限り楽に検査を受けていただくこと、病変を適切に発見・評価すること、そして検査結果をその後の治療につなげること。
当院では、この3つを大切にしています。
鎮静剤「アネレム」、細径胃カメラ、AI内視鏡診断支援システム「CAD EYE」、内視鏡挿入形状観測装置「UPD-3」、二酸化炭素(CO₂)送気などを活用し、患者様の負担の軽減と適切な診断に努めています。
また、内視鏡専門医である院長が、自ら検査を担当し、結果の説明からその後の治療まで一貫して対応しています。
内視鏡内科は、胃カメラや大腸カメラを用いて、食道・胃・十二指腸・大腸などの消化管を直接観察し、病気の診断や必要な治療を行う診療分野です。
内視鏡検査では、粘膜の色や形、表面構造などを詳しく観察できます。
また、必要に応じて組織を採取する「生検」や、大腸ポリープの切除などを行うこともできます。
特に、早期の胃がんや大腸がん、大腸ポリープなどは、自覚症状がほとんどない段階で発見される場合があります。
一方、胃もたれや腹痛、下痢、便秘などの症状があっても、内視鏡検査では明らかな異常が見つからないことがあります。
そのような場合にも、機能性ディスペプシア(FD)や過敏性腸症候群(IBS)などの可能性を考え、その後の診療につなげることが重要です。
これらの症状がある場合、胃カメラや大腸カメラなどによる評価を検討します。
ただし、すべての症状に内視鏡検査が必要なわけではありません。
診察で症状や経過を確認し、必要な検査を判断します。
※突然の激しい腹痛、大量の吐血・血便、冷や汗やふらつきを伴う黒色便などがある場合は、通常の予約を待たず、救急医療機関を受診してください。
当院では、患者様のご希望や健康状態などに応じて、鎮静剤を使用した胃カメラ・大腸カメラ検査を行っています。
鎮静剤には、レミマゾラム(商品名:アネレム)を使用しています。
アネレムは、鎮静効果の発現が比較的速やかで、鎮静の深さを調整しやすい特徴を持つ薬剤です。
検査中は、呼吸や血圧、酸素飽和度などを確認しながら、患者様の状態に応じて鎮静を調整します。
鎮静によって、うとうとした状態や眠った状態で検査を受けられる場合があります。
ただし、鎮静の効き方には個人差があり、完全に眠ることや痛みがなくなることを保証するものではありません。
「以前の検査がつらかった」「検査に不安がある」という方も、ぜひご相談ください。
※鎮静剤を使用した当日は、自動車・バイク・自転車の運転ができません。
胃カメラでは、スコープが喉を通過する際に、嘔吐反射や不快感が生じることがあります。
当院では、外径約5mmの細径内視鏡を使用しています。
細径内視鏡は、通常の太さのスコープと比べて、挿入時の負担を軽減できる場合があります。
患者様の状態に応じて、口から挿入する方法と鼻から挿入する方法を選択します。
また、ご希望や適応に応じて鎮静剤を併用することで、検査中の不安や苦痛の軽減に努めています。
当院では、富士フイルムのAI内視鏡診断支援システム「CAD EYE」を使用しています。
2020年12月に、長崎県で初めて、また九州のクリニックとして初めてCAD EYEを導入しました。
CAD EYEは、大腸内視鏡画像を人工知能(AI)で解析し、病変の発見や鑑別を支援するシステムです。
主に2つの機能があります。
病変の検出支援
検査中の画像をリアルタイムで解析し、ポリープなどが疑われる部分を医師に知らせます。
病変の鑑別支援
発見した病変の画像を解析し、腫瘍性・非腫瘍性の鑑別を支援します。
特に、大腸には小さなポリープや平坦で目立ちにくい病変が存在するため、丁寧な観察が重要です。
近年の研究では、AIによる大腸ポリープ検出支援を使用することで、大腸腺腫の発見率が向上することが報告されています。
ただし、AIは医師の判断を補助するものであり、すべての病変を必ず発見・診断できるわけではありません。
当院では、内視鏡専門医である院長自身の観察・診断を基本とし、AIの支援も活用しています。
当院では、富士フイルムの内視鏡システム「LASEREO 7000」を使用しています。
通常光による観察に加え、BLIなどの画像強調観察を活用し、粘膜の表面構造や血管の状態などを評価しています。
大腸では、一般的な腺腫だけでなく、平坦で目立ちにくいSSL(鋸歯状病変の一種)にも注意を払っています。
SSLは、一部の大腸がんが発生する経路に関係すると考えられている病変です。
胃では、ピロリ菌感染や萎縮性胃炎などの背景粘膜の状態にも注意を払い、胃がんのリスクを考慮しながら観察しています。
大腸カメラの痛みには、内視鏡を挿入する際に腸が伸びたり、内視鏡がたわんだりすることが関係しています。
当院では、オリンパス社の内視鏡挿入形状観測装置「UPD-3」を導入しています。
内視鏡の形状をモニター上で確認しながら、腸管にかかる負担を考慮した挿入操作に役立てています。
また、検査中は二酸化炭素(CO₂)送気装置を使用しています。
CO₂は空気よりも速やかに体内へ吸収されるため、検査中や検査後のお腹の張りの軽減が期待できます。
大腸カメラでは、検査前に腸管洗浄剤を服用し、大腸の中をきれいにする必要があります。
当院では、院内で下剤を服用できるよう、前処置専用の個室を3室ご用意しています。
個室では、テレビなどをご覧になりながら、落ち着いた環境で前処置を進めていただけます。
また、院内には4か所のトイレを設けています。
このような方は、院内前処置についてご相談ください。
※院内前処置は予約制で、利用できる人数には限りがあります。
大腸カメラ検査中にポリープが見つかった場合、大きさや形状、病変の性質などを確認し、適切と判断したものはその場で切除することができます。
当院では、エルベ社の高周波手術装置を導入しています。
また、病変によっては、電気を使わずに切除するコールドスネアポリペクトミーなどの方法を選択します。
大腸ポリープには、将来がんへ進行する可能性のある腺腫や、一部のSSLなどがあります。
これらを適切に発見・切除することは、大腸がんの予防につながります。
検査中に見つけたポリープについて、その日のうちに治療まで行えることが当院の特徴です。
ただし、大きな病変や深いがんが疑われる病変、出血リスクが高い場合などは、その場で切除せず、専門的な治療が可能な医療機関をご紹介します。
当院の院長は、長崎大学の光学医療診療部門で内視鏡診療や教育に携わってきました。
当院でも、胃カメラ・大腸カメラを自ら担当しています。
内視鏡検査で大切なのは、病変を発見することだけではありません。
病変の形状や表面構造、周囲の粘膜の状態などを評価し、どのような治療や経過観察が必要か判断することも重要です。
当院では、院長が自ら観察した所見を、その後の診断・治療に直接反映させることを大切にしています。
また、検査後は撮影した画像をご覧いただきながら、結果や今後の治療方針をご説明します。
※生検やポリープ切除を行った場合、病理組織検査の結果は後日のご説明となります。
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)では、食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察します。
主に次のような病気の診断に役立ちます。
早期の胃がんや食道がんでは、自覚症状がほとんどない場合があります。
内視鏡検査では、粘膜の小さな変化にも注意を払い、必要に応じて組織検査を行います。
ピロリ菌感染は、慢性胃炎や胃潰瘍、胃がんなどの発生に関係しています。
ピロリ菌感染が確認された場合には、適応に応じて除菌治療を行います。
ピロリ菌を除菌した後も、胃がんのリスクが完全になくなるわけではありません。
胃粘膜の萎縮や腸上皮化生などの状態によっては、除菌後も継続した胃カメラ検査が重要です。
逆流性食道炎は、胃の内容物が食道へ逆流し、食道粘膜に炎症が生じる病気です。
バレット食道は、食道の下部の粘膜が変化した状態で、その範囲などによって経過観察の必要性を判断します。
胃や十二指腸の粘膜に潰瘍が生じる病気です。
ピロリ菌感染や鎮痛薬などが原因となる場合があり、必要に応じて薬物療法やピロリ菌除菌を行います。
出血などで緊急の内視鏡治療が必要な場合には、対応可能な医療機関と連携します。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)では、大腸の粘膜を直接観察します。
大腸がんは、早期では症状がほとんどない場合があります。
血便や便通異常などが現れる前に、検診や内視鏡検査で発見されることもあります。
当院では、日々の大腸カメラ検査を通じて大腸がんを発見し、必要な治療につなげています。
早期がんの一部は内視鏡治療で切除できる場合がありますが、病変の状態によっては専門医療機関での治療が必要になります。
大腸ポリープには、将来がんへ進行する可能性のある病変があります。
当院では、AIによる検出・鑑別支援も活用しながら観察し、適応となるポリープはその場で日帰り切除しています。
潰瘍性大腸炎やクローン病は、腸管に慢性的な炎症を起こす病気です。
腹痛、下痢、血便などがみられる場合があります。
症状や血液検査、内視鏡所見などを組み合わせて診断し、専門的な治療が必要な場合には適切な医療機関と連携します。
大腸憩室や各種大腸炎についても、内視鏡検査が診断に役立つ場合があります。
ただし、急性憩室炎などでは内視鏡検査を直ちに行わず、画像検査などを優先する場合があります。
「検査で異常がない」ことと、「症状の原因がない」ことは同じではありません。
胃痛や胃もたれ、腹痛、下痢、便秘などの症状が続いているにもかかわらず、胃カメラや大腸カメラでは明らかな異常が確認されないことがあります。
このような場合には、次のような病気が考えられます。
胃カメラで明らかな器質的異常が見つからなくても、胃もたれ、早期満腹感、みぞおちの痛みなどが続く病気です。
胃や十二指腸の運動機能、知覚の変化、脳腸相関などが関係すると考えられています。
腹痛と便通異常が繰り返し起こる病気です。
下痢型、便秘型、混合型などがあり、内臓知覚過敏、腸の運動機能、脳腸相関、腸内細菌叢などが関係すると考えられています。
IBSは、単にストレスや気の持ちようだけで起こる病気ではありません。
便秘は、排便回数が少ないことだけではありません。
便が硬い、排便時に強くいきむ、残便感があるなどの症状も重要です。
当院では、排便の状態やこれまで使用してきた便秘薬などを確認し、患者様の状態に応じた治療を行います。
当院では、内視鏡検査で異常が見つからなかった場合にも、症状の背景を考え、その後の治療につなげています。
当院では、条件を満たす場合に、胃カメラと大腸カメラを同じ日に行うことが可能です。
例えば、次のような組み合わせについてご相談いただけます。
ただし、検診制度上の条件や患者様の健康状態、予約状況などによっては、同日検査ができない場合があります。
当院では、胃カメラと大腸カメラの両方を保険診療で行う同日検査は、原則として実施しておりません。
同日検査をご希望の方は、事前にお電話でお問い合わせください。
※同日検査の場合も、大腸カメラには腸管洗浄剤による前処置が必要です。
当院では、鎮静剤を使用した患者様が検査後に休んでいただけるよう、リカバリールームを設けています。
検査後は、意識状態や体調などを確認してからご帰宅いただきます。
また、内視鏡自動洗浄消毒装置を使用し、内視鏡の洗浄・高水準消毒など、感染対策に配慮した管理を行っています。
安全に配慮した内視鏡診療のため、検査前の健康状態や服薬状況も確認しています。
当院は原則予約制です。
胃カメラ
胃カメラは、24時間WEB予約をご利用いただけます。
大腸カメラ
大腸カメラは、事前診察や腸管洗浄剤の説明が必要なため、お電話でご相談ください。
当院では、多くの患者様から大腸カメラ検査のご予約をいただいており、予約状況によっては検査まで数か月お待ちいただく場合があります。
長崎市内だけでなく、長崎県内各地や県外からも検査をご希望される方がいらっしゃいます。
また、海外在住の方が一時帰国の機会に合わせて検査を希望される場合もあります。
予約が先まで埋まっている場合でも、キャンセル待ちについてご相談いただけます。
「予約が先まで埋まっているから」と、当院での検査を諦めずに、まずはお電話でお問い合わせください。
ただし、空き状況によってはご希望の日程に沿えない場合があります。
※便潜血陽性、血便、原因不明の貧血、急な体重減少などがある場合には、検査を長期間待たず、早めに医療機関で評価を受けることが重要です。必要に応じて早期に検査が可能な医療機関をご案内する場合があります。
内視鏡検査の苦痛には個人差があります。
当院では、アネレムによる鎮静、細径胃カメラ、内視鏡挿入形状観測装置、CO₂送気などを活用し、できる限り負担の少ない検査を目指しています。
鎮静剤の効果には個人差があります。
十分に眠る方もいれば、呼びかけに反応できる状態で検査を受ける方もいます。
患者様の状態を確認しながら鎮静を調整します。
大腸ポリープの検出を支援するAIについては、臨床研究で腺腫発見率の向上が報告されています。
当院ではCAD EYEを使用し、内視鏡医自身の観察・診断と組み合わせています。
ただし、AIを使用しても、すべての病変を必ず発見できるわけではありません。
ピロリ菌を除菌しても、胃がんのリスクが完全になくなるわけではありません。
胃粘膜の萎縮などの状態に応じて、除菌後も継続的な胃カメラ検査をご案内する場合があります。
適応となるポリープについては、検査中にその場で日帰り切除が可能です。
大きさや形状、出血リスクなどによっては、専門医療機関をご紹介する場合があります。
はい。当院では、院内前処置専用の個室を3室ご用意しています。
院内には4か所のトイレも設けています。
院内前処置をご希望の方は、事前にご相談ください。
いいえ。内視鏡検査で明らかな異常がなくても、機能性ディスペプシアや過敏性腸症候群などの病気が考えられます。
当院では、検査結果や症状に応じて、その後の治療をご提案しています。
はい。県外からのご相談にも対応しています。
大腸カメラには事前診察が必要なため、遠方からの受診や一時帰国中の検査をご希望の場合は、あらかじめお電話でお問い合わせください。
当院では、内視鏡検査を「胃や腸の中を見るだけの検査」とは考えていません。
病変を発見すること。
必要に応じて、その場で適切な治療を行うこと。
そして、検査で確認した所見を、今後の治療や健康管理につなげること。
この一連の流れを大切にしています。
胃カメラ・大腸カメラの苦痛をできる限り軽減しながら、内視鏡専門医である院長が自ら検査を担当し、AIなどの技術も活用して、病変の発見と診断に努めています。
また、内視鏡検査で明らかな異常が見つからない場合にも、患者様の症状に向き合い、その後の治療を考えます。
「胃カメラ・大腸カメラは、もっと楽に。そして、検査だけで終わらない。」
これが、ますだ内科・消化器内科クリニックの内視鏡診療で大切にしている考え方です。
※当院は原則予約制です。胃カメラはWEB予約、大腸カメラはお電話でご相談ください。
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